会計士の就職先としては代表的な監査法人ですが、フルタイムで働くことが難しくなった場合、非常勤に転職するという方法もあると思います。ここではそのメリットとデメリットについて、詳しく見ていきましょう。
収入面での非常勤のメリットは時間単価が高くなることだと言えます。一般的には時給数千円程度が相場とされているので、専門職の中でもかなり恵まれている印象です。
ただし、いっぽうで社会保険料や協会への会費が自己負担になるのがデメリット。
非常勤は業務委託の形になることが多いため、正社員であれば監査法人が引き受けてくれる公認会計士協会の会費や、国民年金保険料などが支出として出ていきます。
非常勤だからといって、会計士としての仕事のやりがい・面白さは変わりません。非常勤が珍しくない業界でもあるので、正社員より冷遇される、浮いてしまうといった人間関係のトラブルも起きにくいと言えるでしょう。
ただし、やはり職場に滞在する時間が少なくなる分、大規模なプロジェクトのリーダーやチームマネージャーなどは任されにくい傾向はあるかもしれません。
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前提として、監査法人は4~5月に監査が集中しやすく、一般的に繁忙期となる面があります。そのため非常勤とはいえ、その時期は残業が出たり休みが取りにくかったりと、仕事とプライベートの両立が難しくなる傾向はあるでしょう。
しかし、非常勤は年間の勤務日数を雇用契約で決めることが多いため、その分閑散期は就業時間を短くするなど柔軟な働き方が可能なのが魅力。結婚や出産・育児、介護といった事情はもちろん、この時期に自己啓発等を目的にまとまった休みを取る方もいるかもしれませんね。
非常勤は前述した通り特に閑散期には休みが取りやすく、かつ年間の就業時間も希望に合わせられるため、趣味や家庭との両立・独立開業のためのスキルアップを考えている方にとっては魅力的な働き方だと言えます。
しかし、キャリアアップを考えるとデメリットになるのでは?と不安な方もいるはず。実際事業会社等に転職する場合、非常勤経験が長期だと印象が悪くなるケースもあるようです。また、基本的に1年更新で安定した立場とは言い難いですから、ずっと非常勤のままでいたい、というのは難しい側面も存在するでしょう。
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